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2009年10月19日

トレーニングはいつからするの?

トレーニングをご希望されるお客様から寄せられる質問の中に、
[トレーニングするのは一番良いときはいつなの?]といった声があります。

正直に言いますと、その犬によって、トレーニングポイントが違いますので、個体差があるとしか言えません。
ただ、ヒルズの研究報告によると、子犬の知能(脳の働き)は生後4,5ヶ月まで急激に成長し、そこから8ヶ月くらいにはゆっくり少しずつ発達していき、その後、亡くなるまで変わらないという研究報告がありました。
そうしたことから考えても、4,5ヶ月にあえてトレーニングすることは好ましくなく、その時期にはたくさんの社会性、環境に適応できる脳を基盤として作っていくことが望ましいのです。
一般の飼い主の方は、早い時期に訓練しないと・・・!と考えられているかもしれませんが、この時期にもっとも必要なトレーニングとはパピートレーニング程度で十分なのです。
もし、早い時期にオスワリ・フセ・オテなどのトレーニングをいれていくと、脳の発達が頂点に達したとき、飼い主がオスワリと言う前に座ってしまったり、勝手にオテをしたりと、こうすれば喜ぶんでしょっといわんばかりにやってしまいます。この行動をたいていの人は賢い犬だとか可愛いとかで済ませてしまっているのです。
私は、犬に自分が指示を出す前にしてしまった行動に対して絶対褒めることはありません。なぜなら、人の行動を先読みすることを教えてしまうと、犬が嫌なとき、我慢できないときに人より早く行動し、唸ったり、吠えたりといった問題行動が出やすくなってしまう恐れがあるからです。

8ヶ月くらいになると、個性が出てきて、わがままをいう子も出てきます。
特に虚勢を行っていないオス犬はこの頃、後足を少しずつ上げてオシッコをするようになります。
この時期が、第1反抗期になり、一番トレーニングするにはいい時期でしょう!
メス犬も、アマガミが直らないなどといった子でしたら、一番激しいアマガミの時期になります。
また、発情がきてちょっとイライラしたりします。
こういった時期を見逃さず、昨日とは一線をおいてトレーニングを開始すると、かなり落ち着いた犬になります。
これは脳の働きを十分に使わせたために、ストレスなく満たされた状態になるからです。
ここでのトレーニングの注意点はむやみに怒ったりせず、褒めてのばせるようにトレーニングしていくことです。
飼い主さんとトレーニングすると、楽しくて仕方がないといった犬にしていくのが大事です。


こういったことから考えてまとめてみますと、
4,5ヶ月 社会性、人なれ、パピートレーニング
8ヶ月~ アイコンタクト、フリートレーニング、基本トレーニング(オスワリ・フセ・ツケ・マテ・コイ)

そしてその後、その犬が亡くなるまで、些細なことでも褒めていく必要があります。
オスワリはできるから褒めない。ではありません。
犬の脳内年齢は人間の3歳児と同じくらいと言われています。
3歳の子が自慢げにできた!と表現してきたら褒めてあげますよね?
犬はずっと3歳児なのです。なので、当たり前にできることも褒めてあげないと、チョッとしたことで問題行動が出てきてしまいます。
特に賢い犬には心の底から褒めないとそういった感情もすべて見透かされてしまいます。
適当に褒めて通用する犬は、実は脳内年齢が低い子でもあります。
この子達はずる賢さを知らない、考えない犬たちです。ペットとしては飼いやすいのかもしれませんが、私にはちょっと物足りないかな?と言った感じです。
それとは逆に、一般的にバカ犬と呼ばれてしまう犬たちは、人間の行動を先読みしてしまうために、いうことをきかないおバカな犬と言われがちですが、実はこういう犬がトレーニングすると、ものすごくコントロールしやすい犬になるのです。

実際には犬種や遺伝などによっても、トレーニングポイントが違いますし、飼い主様がどのようなトレーニングをお望みなのかなど、ご相談の上飼われる事をお勧めいたします。

愛犬とは10数年の付き合いになりますので、安易に可愛いという考えで飼われると、飼い主も犬も苦労する結果になる場合もありますので、不安な方はお気軽にご相談ください。






  
タグ :しつけ


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